レポート2017.04.21怖い女?かわいらしい女?新喜劇の浅香あき恵が初主演映画の舞台挨拶に登壇
4月21日(金)、那覇市の桜坂劇場ホールAで『ありえなさ過ぎる女~被告人よしえ~』の舞台挨拶が行われました。
主演の浅香あき恵、監督の北村誠之さん、光宗薫さん、仁科克基さん、相島一之さん、ぼんちおさむが舞台に登壇しました。
浅香は開口一番、「自分の顔がスクリーンいっぱいに映し出されると、改めてブッサイクやなぁ~!」と一言。すると北村監督が「ご本人はブサイクやったと言いますが、僕はめちゃくちゃかわいらしかったと思います」と断言し、浅香が照れる一幕が。いつもは新喜劇の舞台が中心で初めて女優としての演技、それも主演ということでとても嬉しかったと話す浅香。「大変やったけど、編集して音楽入れたらこんなに素晴らしくなるんやって。もう病み付きになる、またやってみたいです」と語りました。
北村監督も、今年芸暦40周年を迎えるベテランの浅香について「浅香さんの演技は喜怒哀楽の特に“怒”の部分が特徴的で、叫ぶでもなくささやくような“怒”。これからはウィスパーあき恵と呼びます」と新たなキャッチコピーを発表すると、登壇者と観客から笑いが起こりました。
弁護士役の光宗さんは、撮影が寒い時期だったので、完成した作品を暖かいこの沖縄で見ているのが不思議だと言い、作品については「女性の怖さやかけひき、人間的に成長する姿が見られると思います」とアピールしました。
殺される男性役の仁科さんは、「監督にクレームがあります」といきなり驚きの一言。「僕のキスシーンだけ長い!」と言うと、すかさず浅香が「イヤなんかい!」とツッコミ。しかし監督によれば、演技指導では5秒のキスを指示したのに対し、仁科さんが8秒もしていたとのことで、これには仁科さんも照れ笑いでした。
刑事役のぼんちおさむが「おさむちゃんです!」の決まり文句で登場すると会場が爆笑に包まれます。映画出演については、「新喜劇の看板女優である浅香あき恵ちゃんが主演なら脇役でいいからぜひ出たい」と熱望したということです。
検事役の相島さんも「怖い映画でしたね~、でもあき恵さんは役とは全く違って現場ではかわいらしい人」と話すと、「エエ人!」とさらに嬉しそうな浅香。仁科も「今日は姉さんを持ち上げる日だから」とツッコみます。
最後に監督が、「来年はぜひ、この同じメンバーでスピンオフの“料理人よしえ”で、またこの映画祭に帰ってきたいです」と力強く宣言し、笑いと大きな拍手の中、舞台挨拶は終了しました。