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レポート2017.04.22地元の食の魅力を世界に発信!地元愛にあふれた「JIMOT CM COMPETITION」グランプリ決定

4月22日(土)、那覇市の波の上うみそら公園にて「JIMOT CM COMPETITION」が行われました。

MCを務めるガレッジセールのほか、ゲストのスリムクラブ、バンビーノ、ピスタチオ、横澤夏子、またスペシャルゲストとして西川きよしが登場。審査員として、物産プロデューサーの内田勝規さん、コピーライターの渡辺潤平さん、審査員長で沖縄国際映画祭協力会会長の安里繁信さんが登壇しました。

「JIMOT CM COMPETITION」は、世界に伝えたい地元の魅力をCM作品にして競いあう企画。今回は“地元の食文化”をテーマに、沖縄41市町村部門、全国46都道府県部門に加えて、今年新設された「よしもと47シュフラン賞」のほか、海外部門の各グランプリが決定しました。

グランプリ発表前の作品上映では、食の魅力を伝えるべく、地元の美しい風景も織り交ぜながら、地元愛にあふれた映像が映し出されました。

全国都道府県部門では、事前審査で厳選された、青森県、千葉県、福井県、三重県、香川県、大分県がファイナルに進出。見ごとグランプリに決定したのは、こだわりの“だし”をダジャレもからめながら楽しく紹介した青森県。審査員の渡辺さんからは「ストーリー性があり、本気を感じた」と称賛が送られました。青森県のメンバーは目に涙を浮かべながら「青森県は短命県なので、食塩の摂取を減らして健康を意識した。これから青森の“だし”を広めていける」とうれしさいっぱいに感激を伝えていました。

さらに青森県は、よしもと47シュフラン賞も受賞し、ダブル受賞の偉業を成し遂げました。審査員の内田さんは「商品の分かりやすさ」が決め手になったとコメント。よしもと47シュフラン賞は、実際にオリジナルメニューとして商品化され、国内はもちろん海外でも販売される予定です。

沖縄41市町村部門では、今帰仁村、本部町、那覇市、糸満市、与那原町、渡嘉敷村がファイナルに登場。作品鑑賞後には、今帰仁村の名産品すいかのパンツをはいた男の子に対し「ああいう隠し味がいいね」と西川きよしは作品をとても気に入った様子。

そして、ゲストの評価が高かった与那原町の作品、笑顔をメインにしたリズム感あふれる『地元に根付く夜の飲食街』が見ごとグランプリを獲得しました。この発表に、壇上の与那原応援団は「優勝したぞ~」と叫びながらうれしさを表現したのはもちろん、客席から見守っていた応援団も飛び上がりながら喜びを爆発させました。審査員長の安里さんは「今日ほど悩んだ審査はなかった。レベルが高く、これからの与那原を若い力が伝えていく香りがした」と評しました。

また海外部門では、ネット配信で視聴数が多かったベトナムが受賞。ベトナムの朝食フォーを紹介したもので、出演した住みます芸人ダブルウィッシュは「熱さで撮影が大変だった」と振り返りましたが、「賞金でフォーを食べまくりたい」と喜びいっぱいにコメントしました。

全部門のグランプリ発表後には、西川きよしが「短い時間の中に、地元の魅力を凝縮している」と感動した様子で語り、「レベルがとても上がった」と審査員たちが口を揃えました。あいにくの雨模様のなかでのイベントになりましたが、地元を愛し、地元の魅力を発信する数々の素敵な作品に、会場も温かな笑顔に包まれ、ステージは幕を閉じました