レポート2017.04.22沖縄県立芸術大学と嵯峨美術大学の学生が手がけるアート展!両校教授が開催記念トークイベントに登壇
4月22日(土)、 那覇市のてんぶす那覇会場で「『首里嵯峨 ShuriSaga 2017春』開催記念トークプログラム」が行われました。
『首里嵯峨 ShuriSaga 2017春』は、『京都国際映画祭』の連携企画として、沖縄県立芸術大学と嵯峨美術大学の学生たちの作品をはじめ、両校の教授を務める仲本賢さん、江村耕市さんの作品を特別展示する合同展企画です。開催を記念して、仲本賢さん、江村耕市さんをゲストに迎え、司会のおかけんたと、沖縄国際映画祭PR大使を務める宮川たまこがステージに登場しました。
あいにくの雨模様となり、「沖縄がこんなに寒いのは久しぶり。昨日はあんなに暑かったのに」と残念がる様子を見せる仲本教授。対して江村教授は「沖縄に来るのは2回目。沖縄が大好きすぎて、子どもの名前をうみのとそらにしたぐらい。うみそらって呼んでいます」と話し、沖縄愛の強さを語ってくれました。
仲本教授が沖縄県立芸術大学について紹介した後、スクリーンには自身が手がけた作品が次々と映し出されます。写真を1枚1枚繋ぎ合わせることで作り上げたフォトモザイク作品や、南城市佐敷町の住民の等身大パネル“人看板”を使ったパブリックアート作品などを紹介してくれました。
続いて、江村教授が嵯峨美術大学の学校紹介として「創立40周年の学校です。最初に受ける授業が仏教の授業です」と話すと、負けじと「うちは30年ぐらいです。最初の授業は三線からです」と返す仲本教授。司会のおかけんたに「張り合うなー」とツッコまれ、会場からも笑いが起こるひと幕もありました。そして江村教授は、自身がビジュアルデザインを担当したパフォーマーグループ・キュピキュピのショーや、着物のファッションショー『Fashion Cantata from KYOTO』などの作品を披露しました。
スクリーンには、沖縄県立芸術大学の生徒の出品作品が映し出され、仲本教授が紹介していきます。サガリバナをイメージして制作されたというドレス作品を見た宮川たまこは、「すごくキレイ。結婚式に着たい」と感動した様子。江村教授は「しっかりした作品ばかりでクオリティが高い」と絶賛。さらに、嵯峨美術大学の生徒の作品を江村教授が紹介し、油絵や日本画が多いという点で、仲本教授は「沖縄は屏風画などに触れる機会があまり無いので新鮮」と話しました。
両校の出展作品紹介が終わり、おかけんたに今後について聞かれた江村教授は、「生活スタイルが違うと作品も全然違うものになるけど、時代は一緒だからどこか通じるものもある。大覚寺に来てもらうのもいいですし、京都と沖縄でもっと絡んでいきたいです」と話し、仲本教授も「ぜひ学生同士にも交流してもらいたい」と期待に胸を膨らませた様子を見せました。