レポート2017.04.22元五輪選手の笑い溢れる一流指導で未来の体操選手たちが高難易度の技に挑戦!
4月22日(土)、北中城村のイオンモール沖縄ライカム3Fで「よしもとキッズプロジェクト presents 明日からヒーローになれる魔法をでんじゅ!supported by 日本体操協会」が行われました。保育園児から小学生までの元気なちびっこたちが目を輝かせながら、お父さんお母さんと一緒に、ステージの前に張り付くように整列。雨天にもかかわらず、朝早くから大勢の観客が会場に詰めかけてくれました。
まず始めのトークショーには、アテネ五輪体操競技団体総合金メダリストの塚原直也さん、アトランタ五輪の体操競技に出場した田中光さん、そしてハーバード大学医学部の客員教授を務める根来秀行さんがゲストとして登壇。キクチウソツカナイのMCのもと、ウーマンラッシュアワー、天津木村、バンビーノ、大西ライオンらも呼びこまれ、体操の魅力と成長のポイントを、笑いを交えながら伝授してくれました。
沖縄の子どもたちを喜ばせようと、本物の金メダルをポケットに入れて持ってきてくれた塚原さんに子どもたちは大はしゃぎ。また、要所要所で子どもの笑いを引き出す田中さんは、バンビーノが思わず「ボケ数が芸人より多い!」と感心するほど、会場を盛り上げていました。
「強い選手になるために一番大切なのものは、十分な睡眠」と話すのは根来さん。睡眠時には体の健全な発達に欠かせない成長ホルモンが分泌されるようで、「睡眠によってホルモンの分泌量が変わってくるので、なるべく真っ暗な部屋でしっかり眠ってください」と、アドバイスをしてくれました。さらに根来さんは「ちまたでは7時間睡眠と言われていますが、小学生だと最低10時間は必要」だと力説。時間だけでなく睡眠の質をどう保てばいいかなど役立つヒントを、芸人たちのボケとツッコミを交えながら面白おかしく学べました。
トークショー終了後は、元五輪選手の一流の指導を直接受けられる体操教室がスタート。体操会のスター、塚原さんと田中さん、学生時代は体操部に属していたという天津木村、そして、親しみやすいキャラの大西ライオンと一緒に、子どもたちはイキイキとした表情で参加しました。準備体操の後、前転、開脚前転、伸膝前転、後転、側転と簡単な技から難易度が高め技まで次々に練習。塚原さんの後転倒立のパフォーマンスも間近で見ることができ、子どもたちも最後までモチベーションを落とさず熱心に指導を受けていました。
体操教室の最後に塚本さんは、「課題に向かって前向きであり続けたみなさんに逆に教えられました」と充実した表情で語ってくれました。田中さんは「体操は徳育のスポーツとも呼ばれています。あきらめない心で、これからもがんばってほしい」と、会場に集まった未来のオリンピック選手たちにエールを送りました。