レポート2017.04.21『ミナミの帝王』萩庭監督の「俺もあと10年位したら俳優になる」発言にテンダラー驚愕!
4月21日(金)、よしもと沖縄花月で『熱血・大和商店街』が上映されました。この作品は大和ハウス工業株式会社の手がける「充実ネクストライフサポート事業」の一環で製作された映画で、出演者のうち60歳以上の役を演じた21名が、平均年齢67歳の全く演技経験のない素人なのが見どころのひとつです。
上映前に行われた舞台挨拶には、同作品の監督で『ミナミの帝王』シリーズを手がける萩庭貞明さん、そして『ミナミの帝王』に出演した経験があるという縁でMCを務めることになったテンダラーが登壇しました。
萩庭監督は「現役時代頑張ってきたシニアの人が、退職してこれから好きなことをやろうって時に、(選択肢として)役者になるっていうのがあってもいいんじゃないかと思った」と、この作品を制作するきっかけを話し、「役者は誰にでもなれると思っている。下手だけど味があって使われる演技ってものがある。上手い人ほど流し見してしまうこともある」と、素人の良さをアピールしました。
6月から11月まで演技指導を行い、11月に入ってからのわずか3日間で撮影を終わらせたというスケジュールに、テンダラーの2人は驚愕。萩庭監督は「みなさん体調に気をつけながら撮らないといけないから、最終日だけ夜10時まで頑張ってもらって、あとは朝9時から夕方5時まで撮っていた。周りから『大変だったでしょう?』と言われるけれど、僕はむしろ楽しかった。一度も怒ることがない現場だった」とにこやかに話していました。
そんな萩庭監督の出演者に対する配慮に浜本は「『ミナミの帝王』のときはあんなに怒鳴ってばっかりで、桐谷健太さんとか現場の裏で泣いてたのに…。丸くなりましたね、監督」としみじみ。萩庭監督は「当たり前でしょ、プロなんだから。今回の出演者はノーギャラ。千円でもギャラもらったらプロって意識持たないと!」と切り返し、白川が「ポイントそこ~?!」とツッコんでいました。
舞台挨拶の途中では、大和ハウスグループからのプレゼントとして、残波岬ロイヤルホテルの宿泊券が当たる抽選会も行われました。くじ引きで監督が見事引き当てた番号を持っていたのは、「修学旅行でたまたま沖縄に来ていた」という和歌山の男子高校生。「俺が当たっちゃってよかったの?」という雰囲気に、浜本が「これ、親御さんにプレゼントして今度は家族で沖縄においで」とアドバイスし、抽選会は幕を閉じました。
そして最後に萩庭監督は、「60歳から俳優になろう、って人もいるでしょうし、俺もあと10年くらいしたら俳優やろうかなって思ってるよ」とテンダラーに笑いながら話し、「この映画にはスターの一人もいません。名のある俳優もいません。でも、これから余生を頑張ろうとする人たちが、朝から夜まで一生懸命挑んだ作品なので、素人さんの頑張りを見てもらいたい」と述べ、舞台挨拶を締めくくりました。