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レポート2017.04.23心温まるパラパラ漫画で伝える「鉄拳の社会を明るくする運動 with 法務省」

4月23日(日)、那覇市の波の上うみそら公園にて「鉄拳の社会を明るくする運動 with 法務省」が行われました。

犯罪や非行をした人の立ち直りを地域の中で支える仕事「更生保護」について広く知ってもらおうという趣旨の今回のライブは、「振り子」などでお馴染みの鉄拳が制作した「社会を明るくする運動」のパラパラ漫画と、鉄拳の故郷・長野県信濃大町市を舞台に描かれた新作の上映、法務省のみなさんとのトークで展開。ステージには、鉄拳をはじめ、沖縄県保護司会連合会長の新地勝男さん、中部保護区保護司会の積静江さん、保護局更生保護振興課長の古田康輔さん、さらに、更生保護のマスコットキャラクター・更生ペンギンのホゴちゃんとサラちゃん、MCを務めるアキナの2人が登壇しました。

鉄拳は「少年時代は、警察沙汰になるようなこともしでかすほど悪い子だった」と自身の過去を振り返り、「周囲で支えてくれた人たちがいたから立ち直った」と告白。そして自身の経験も踏まえ「過ちを犯しても立ち直ろうと頑張っている人を保護司の方々がボランティアで支えるこの運動を知ってもらうことが大切」と、パラパラ漫画を作るに至った思いを語りました。

新地勝男さんは、全国に4万8000人ほどいるという保護司の仕事を「犯罪を犯してしまった人たちの改善と更正を手助けしている。安心して暮らせる地域社会作りのために頑張っています」と説明。「保護司には資格はなく、社会奉仕の精神があって健康であれば誰でもなれます!」と力強く客席へ呼びかけました。

また、長く保護司を務めている積静江さんは「保護司はおせっかいおじさん、おばさんです」と笑わせるも、「出会った人たちから色々なことを教えられることもあり、逆にパワーをもらえたりもする」と、この仕事のやりがいを話しました。「更正した人が会いにきてくれると、もうたまらないですよね」とアキナ秋山が問いかけると、「対象者との繋がりは保護司冥利に尽きます」と笑顔で答えました。

昨年は、「社会を明るくする運動」のパラパラ漫画動画再生数が20万回もあったそうで、今年は鉄拳とホゴちゃんが出演するCMや、鉄拳が少年時代を語るインタビュー動画も公開予定とのこと。「パラパラ漫画を通じて、あまり知られていない保護司さんの活動を多くの人に知ってもらい、社会を明るくする運動の輪が日本中に広がることを願っています」と秋山が話し、イベントを締めくくりました。