レポート2017.04.22一度見たらグンマのとりこ?!　間宮祥太朗さん、吉村界人さんらによる『劇場版　お前はまだグンマを知らない』舞台挨拶

4月22日(土)、那覇市の桜坂劇場ホールAで『劇場版　お前はまだグンマを知らない』の舞台挨拶が行われ、監督の水野格さん、主演の間宮祥太朗さん、吉村界人さん、ロバート山本、椿鬼奴が登壇しました。

まず、アロハのような南国柄のジャケットで登場した主演の間宮さんが「完全に沖縄にかぶれた格好です。また、見どころばかりのこの沖縄でグンマの物語を見ていただくというのは不思議な感じです」と言うと、会場からは笑いが起こりました。作品について水野監督は、「グンマの地元ネタが満載で観客にちゃんと伝わるのかと心配だった」と明かします。ですが、劇中の見どころで会場から笑いが起こっているのを見て、監督も出演者もうれしかったそう。

クラスメートを演じた吉村さんは撮影について、「クラスのみんなが個性的で、撮影がすごく楽しかった」とのこと。笑いでNGを出してしまうことが多かったそうで、なかでも印象的だったのが、「演者の衣装が防虫剤臭く、その臭いが強烈で間宮さんと笑ってしまって大変だった」との裏話を披露してくれました。

また間宮さんは、劇中で肌をあらわにするシーンの撮影で何度もNGが出てしまい、恥ずかしい姿のままスタンバイしたことなどを身振り手振りで再現し、客席からは何度も大きな笑いが起こっていました。

生まれも育ちも群馬県である“ネイティブグンマー”のロバート山本からは、原作の同名漫画がグンマでは「ONE　PEACE」を超える人気を誇ると驚きの情報が。さらに、劇中に登場する上毛かるたは、群馬県民は全員覚えていると豪語する山本。ですが吉村さんから突如「き！」とお題を振られると、少し考え込んでしまい、すかさず間宮さんに「これはビジネスネイティブグンマーじゃないですか！」と厳しく突っ込まれ、苦笑いの山本でした。

司会者が客席に「この作品を見てグンマが好きになった人？」と問いかけるとたくさんの手が挙がり、監督も出演者もうれしそうに会場を見渡します。「うれしい。このためにこの作品を作ったんだから」と間宮さん。
また、顔の演技が特徴的な間宮さんは、役作りについて「朝起きたらまず、顔のストレッチをしていました」と話します。監督と行う演技プランでは、感情面ではなく顔の表情についての打ち合わせが多かったということです。

ロバート山本がグンマには海がなく、海への憧れがものすごいと話すと、「僕は通学路がみなとみらいだったんで」とドヤ顔の間宮に対し悔しそうな表情を見せました。

最後に、改めて作品の魅力を問われた間宮さんは、「自分の地元が好きだと自信を持って言えるのはカッコいい。その文化や暮らす人々を愛することは素晴らしいと感じてもらえたらと思います」と力強く話し、大きな拍手のなか、舞台挨拶が終了しました。