レポート2017.03.21ガレッジセール、珍回答連発のジミー大西に困惑しきり!!『島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭』概要発表会見
3月21日(火)、吉本興業株式会社東京本部にて『島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭』の概要発表会見が開催されました。
2009年より"Laugh & Peace"をコンセプトにスタートした沖縄国際映画祭は、2014年より『島ぜんぶでおーきな祭』と名称を変更。
映画、音楽、お笑い、ファッション、アート、スポーツなど総合エンターテイメントの祭典として、春の沖縄を代表するイベントに成長しました。
おーきな祭ダンス応援団、よしもと沖縄41市町村全力応援芸人、ゆりやんレトリィバァによるダンスパフォーマンスで幕を開けた本会見。MCを務めるのは、ガレッジセールと木佐彩子さんです。
まずは沖縄国際映画祭実行委員会 実行委員長で、吉本興業株式会社代表取締役社長の大﨑洋が挨拶。
「映画祭となってますけど、1年365日、離島も含めた沖縄の市町村でいろんな催しをしていて、今回の会場は12市町村に及びます。島の応援団も増えました。見よう見まねで始めた映画祭ですが、今年で9回目を迎えます。少しずつですが成長していると思いますので、温かく見守っていただければと思います」と話します。
4月20日(木)から23日(日)の4日間で開催される今回の目玉は、会場数の増加。
さまざまな催しが行われる各会場をアピールすべく、オープニングでダンスも披露した沖縄41市町村全力応援芸人12名とキャプテンの宮川たま子が再び登壇して、それぞれの市町村で開催するイベントについて、説明。
たま子は「沖縄芸人と盛り上げてPRしていきますので、遊びに来てください!」と来場を呼びかけました。
参加した沖縄41市町村全力応援芸人は、下記のメンバーです。
・那覇市全力応援芸人=初恋クロマニヨン 比嘉憲吾
・北谷町全力応援芸人=ビーチキャッスル 真栄城将
・宜野湾市全力応援芸人=大屋あゆみ
・北中城村全力応援芸人=ありんくりん ひがりゅうた
・本部町全力応援芸人=ヤンバルナゴン 玉城淳也
・沖縄市全力応援芸人=ありんくりん クリス
・中城村全力応援芸人=けんたくん
・浦添市全力応援芸人=ビーチキャッスル 桃原優樹
・南風原町全力応援芸人=ウリズン桜 仲宗根俊介
・豊見城市全力応援芸人=マルキヨビル 勝連康介
・宮古島市全力応援芸人=ガジラー 寺崎仁人
・石垣市全力応援芸人=長田紀彦
続いて行われた上映映像作品については、まず公開を控える新作、日本で紹介・公開されていないアジア各国を中心とした世界の作品を上映する「特別招待作品」について紹介。今回は、昨年の沖縄国際映画祭でヒロインオーディションを行った、GACKTさん主演作『カーラヌカン』がワールドプレミア上映されます。
さまざまな作品が上映される『特別上映』では、107組の芸人へインタビューを行い、ありのままの本音を聞き出すドキュメンタリー作『ワレワレハワラワレタイ~ウケたら、うれしい。それだけや。~』でインタビューを務める木村祐一が登壇。
今回は笑福亭仁鶴、ガレッジセールに加え、スリムクラブのダイジェスト版、今田耕司と東野幸治のダイジェスト版が上映予定ですが、「創業100年当時のアーカイブ的な映像の未公開版が上映されます。笑いはないです」と言いきります。
ゴリから「真面目なことを話すのって、芸人さんは恥ずかしかったりする。インタビューで本音を引き出すときに気を付けたことは?」と訊かれた木村は「目力です。僕、怖い顔してますもんね」と冗談を言いながら、「(インタビュイーとは)同じ職業ですから、本心を聞きたいということが伝わってたんじゃないかな」と返答。今田耕司には一度断られたそうですが、直接会いに行くと引き受けてくれたというエピソードも明かしました。
今夏、Netflixで配信予定となっている明石家さんま企画・プロデュースのオリジナルドラマ『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』から、ジミー大西役の中尾明慶さん、明石家さんま役の小出恵介さんが登場しました。
オファーが来た時、「できることなら、やりたくなかった」と本音を漏らした中尾さんは「お世話になっているさんまさんから『お前がやれ』と言われたので、喜んで出させていただきました」と発言。役作りでジミー大西の資料映像を観たそうですが、「見れば見るほど、ジミーさんがどういう人なのか、役として掴む難しさがありました。けど、クランクインすると、周囲がジミーさんのことを考え過ぎなくていいと思わせてきれたので、あまり気にしなくなりました」と撮影を振り返りつつ、「さんまさんが僕らより先に観て、やってくれてよかったっていうメールをいただいた時はホッとしました」と語ります。
さんま役のオファーを受けた小出さんも悩んだと話すも、「さんまさんと関わることができる機会は今後ないかもしれないなと思ってやらせてもらいました」と引き受けた理由を説明。さんまから直接、演技指導もあったようですが、「僕とジミーの関係はこんな感じ、あとはよろしくっていう感じでした。こっちから訊くといろいろと返してくれるんですけど、台本に書いてある台詞を言ったら"今のはないわぁ"って言われたこともありました」と笑います。
ここで、ジミー大西が登壇。
1話を撮る前に行なったさんま、ジミー大西、中尾さん、小出さんという4人でのリハーサルで、「ジミーさんとさんまさんが1話の最初から最後までやって。俺らがやったらこんな感じやって」(中尾)「ただ、台本の台詞は一言も言ってない。雰囲気を伝えながら、シーンを的確に捉えていくという感じだった」(小出)と驚きのエピソードが披露されるも、「僕は稽古をするからと呼ばれて、さんまさんと2人で合わせただけで」と何も聞かされてなかったことを明かします。
中尾さんの演技については「僕より上手い。1000&」と絶賛し、ゴリから「ジミーさんをいちばん上手くできるのは、ジミーさん本人ですよ?」とのツッコミが。さらに、「さんまさんから台本も作品も、何もかも観るなと言われているので、見どころがわからない」と正直に話すと、報道陣からは大きな笑いが起こりました。
テレビ放送局と吉本興業がタッグを組んで制作した作品を上映する『TV DIRECTER'S MOVIE』からは、『お前はまだグンマを知らない』主演の間宮祥太朗さん、『N.Y.マックスマン』主演の稲葉友さんが出席しました。
間宮さんは「群馬愛に溢れる作品で、原作者の井田ヒロト先生にもお会いしたんですが、圧倒的な熱量の群馬愛を感じました」とコメント。「ちなみに、出身は?」という質問に「神奈川です」と答えると、ガレッジセールから「神奈川かい! 群馬じゃないんかい!」とツッコミが。
また、公開日をマイクなしの大声で一生懸命に叫ぼうとして笑いを誘った間宮さん。「7月22日より公開です。ドラマは関東ローカルですが、映画は全国の方に観ていただけます。ドラマにはなかったシーンもあるので、是非観てください!」とアピールしました。
一方、稲葉さんは「特撮に出ていた人達が集まっていて、各世代のいろんなヒーローが混ざり合って面白い空気ができあがっていたと思います。世代を超えた共演も、楽しんでいただければ」と呼びかけました。
"住む街のさまざまな魅力を伝え、地域を活性させたい"という地元愛を、映画を通して伝えるプロジェクト『地域発信型映画』では、『豆腐の角に頭ぶつけて生きる~#TANAGURA~』主演の川村ゆきえさん、『耳かきランデブー』からはしずるが出席しました。
福島県棚倉町を舞台とした本作で、主演を務めた川村さん。印象的だった撮影エピソードを聞かれると「豆腐の角に頭をぶつけるシーンがあるんですけど、柔らかいかなと思っていたら、弾力があって跳ね返って。ポジションを取るのが大変でした」と返答。川田は「面白い。NGシーンも観てみたいですね」と興味津々です。
ロバート・山本博主演の『耳かきランデブー』(群馬県前橋市)の内容について、しずる・村上が説明。相方・池田が「あっしは出てないでやんす! 村上の旦那の付き添いで呼ばれたでやんす! 社員さんに"なんで来たんだ?"と言われたでやんす!」と言い出すと、報道陣は爆笑。ゴリに「じゃあ、池田さん。思いつくままでいいんですけど、現場の雰囲気はどうでしたか?」とムチャぶりされた池田があわあわしながら「大変ギスギスした現場で......」と答えると、すかさず村上が笑いながら「現場はほっこりしてたよ!」と訂正しました。
本プロジェクトでは、ゴリが監督を務めた『選ばれた男』(沖縄県石垣市)の上映も。「外国人から観た石垣島を撮れないかという打診がまずあって、沖縄に寄港する台湾からのクルーズの許可も下りるということで、手紙を拾った台湾の男の子が石垣島へ女の子に会いにくるというラブコメディにしました」と紹介しました。
そのほか、著名人を講師として迎えて作品を上映する『桜坂映画大学』、次世代の映像作家の発掘と支援を目的とした『クリエイターズ・ファクトリー U-25映像コンペティション』などを上映予定。食をテーマとした『JiMOTO CM COMPETiTiON』、国連で採択された2030年までの世界の新たな目標「持続可能な開発目標(SDG エス・ディー・ジーズ)」によるプロジェクトなども行われることになっています。
さらに、お笑いイベント、ファッションショー、スポーツイベントなども開催予定。
モデルの吉木千沙都さんは「お仕事で沖縄に行くのが初めてなので、楽しみです」とコメント。昨年に続いて、『ふれあい運動会』へ出場する岡崎朋美は、「沖縄の子供達は目の中の魂がすごい。スポーツの勝ち負けに対して熱い」と印象を語りつつ、「北の生まれなので、南へ下りるというだけでわくわくします」と沖縄へ行くことを楽しみにしているようです。
初めて『島ぜんぶでおーきな祭』へ参加するのは、尼神インターとミキ。「(会見に出ているのは)売れたんかなと思うくらい、嬉しい。映画祭に出られる人達はみなさん、有名なのでやっと出られるという感じ」と喜ぶ誠子、「レッドカーペットも歩けるんですかね?」と訊くと、渚が「歩かせろ!」とすごみます。
「沖縄には、にいにいと言ったことあるんですけど、その時は楽しめてなかった」と話すミキ・亜生に、相方であり兄の昴生「なんでこんなとこだけ、(沖縄っぽく)にいにいなん?」とツッコミ。なぜかポケットに手を突っ込んだまま話し続ける天竺鼠・川原には、周囲から「手ぇ出せよ!」との声が殺到。も、ゴーヤの被り物姿の川原は謝りながらも、頑に話し続けました。
ここで、記者席にいた女と男がいきなり乱入。"井上小公造"に扮した市川が「東京に引っ越す誠子は、大阪の後輩にいらなくなった服をあげようと楽屋へ持っていったものの、誰にももらってもらえなかった。昴生は楽屋でおにぎり4つ食べました」と、話題性の低いタレコミを披露して、ゴリに「記者のみなさんのペンが全然動いてない」とツッコまれていました。