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レポート2017.04.22“原作”の才能を“開発”!国内外で活躍する才能の育成を目指すプロジェクト2部門のグランプリ作品決定&マンガ部門募集開始

4月22日(土)、「原作開発プロジェクト」発表会見が行われ、小説部門、ノンフィクション部門のグランプリ作品とマンガ部門の作品募集開始が発表されました。

会見には司会のNON STYLEと、石田とともにノンフィクション部門の審査員を務めたダイノジの大谷ノブ彦も登場して会見が始まりました。「原作開発プロジェクト」は、よしもととさまざまなユーザー投稿型サービスがタッグを組み、枯渇している原作を開発し、国内外で活躍する才能の発掘・育成を目指した長期プロジェクトです。今回、2016年11月より作品募集を始めたSTORY.JPによる<ノンフィクション部門>とKindle ダイレクト・パブリッシングによる<小説部門>のグランプリ作品が決定しました。

まず、<ノンフィクション部門>グランプリが発表。756応募作品の中から選ばれたのは、安本篤人さんの『マクドナルドで役立たずだった僕が、仏像彫刻家として生きて行くまでの話』。安本さんは「めちゃびっくりしています。嬉しいです。妻に言われて書き始めたので、賞金は妻が7で私が3と言われています」と受賞の喜びを語りました。石田、大谷のふたりとも1位に選んだ作品です。

続いての発表された<小説部門>グランプリは、450応募作品から最後のひとつが絞り切れず、なんと2作品が選出。小野寺秀樹さんの『桜七 Ⅱ (上)』と、大石ロミーさんの『エスカレーターボーイ』の2作品同時受賞となりました。

小野寺さんは「国語は苦手だったし、書き方も学んでいないので私でいいのかと思いました」と謙遜しつつ挨拶。審査員からは「映像が見たい。豪快な切り口、ヒーロー、敵、女とわかりやすいがしっかりと書けていた」との評価をうけていました。大石さんは「取れるかなぁ~と思っていました。それが実感となり嬉しいです。賞金はスネ毛の脱毛に」と、ユーモアたっぷりにコメントされました。審査員からは「男なら誰でも妄想してしまう冒頭のつかみがユニーク」との評があり、どれもこれからの展開が楽しみな作品です。

最後にMediBang!による<マンガ部門>の作品募集を発表。マンガやイラストを気軽に投稿できるMediBang!(メディバン)サイト上に無料公開されている作品からグランプリを選ぶもので、応募期間は2017年4月22日(土)~7月13日(木)まで。応募資格は、英語、中国語、韓国語、ロシア、スペイン、フランス、ベトナムとなり、日本語作品は審査対象外。日本人の枠の中でまとまってしまっているところから飛び出す発想を期待した募集となり、今後も国内外で活躍する才能を発掘・育成するプロジェクトとなりそうです。