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レポート2017.04.21運動神経はお墨付き!夏菜さん&品川が”香港スタイル”のアクション撮影に挑んだ『愛・革命』舞台挨拶

4月21日(金)、北谷町のミハマ7プレックスで『愛・革命』の上映と舞台挨拶が行われ、サム・レオン監督と、出演者の夏菜さん、品川庄司の品川祐が舞台に立ちました。

本作品は、香港・タイ・日本のスタッフとキャストが共同制作したアジア発アクション・ラブ・コメディです。作品について「日本の映画を勉強して、日本と関係のあるものを日本の人たちと撮りたくて、今作のようなストーリーを作りました」と話す監督からは、日本への熱い思いがあふれます。

「香港はアクション映画が有名ですが、日本で撮るには(アクションのできが)心配でした。でも(夏菜さんと品川の)2人は運動神経が良かったので問題ありませんでした」と、イメージ通りに撮れたことを満足そうに語るレオン監督。

ところが当の夏菜さんは、「パンチや蹴り、受け身などをたっぷり練習したんですが、いざ本番では拳銃を持っていたりと、身体はあまり使わなくて。何のために練習したんだろう?」と疑問の表情。ですが、「これまではやられる役や逃げる役が多かったですが、今回、やる方に回れた時は快感でした」と笑顔で撮影を振り返りました。

一方、品川は、「現場に入ってふらっと合わせてたら、いきなり(カメラが)回ってた」と、自身も監督を務める彼ならではの視点で、日本と香港の撮影スタイルの違いについて語ります。そんな行き当たりばったり感は、映画ポスターのキスシーンにも表れているそうで、「当初は台本にキスシーンがあったのに、現場でなくなり、また撮影中に監督の『キスして』の指示でやることになった」と明かし、その場のひらめきを活かした“香港スタイル“を「自身の監督作品にも取り入れたい」と話しました。

そんな品川は、映画の中でタイ語のセリフに挑戦。「タイ語の台本は、日本語に比べてボリュームが5倍位になるのに、その台本とテープを持ってくるはずのマネージャーがタイの街中で夜中まで飲みに行ってるんですよ。結局、赤ら顔のマネージャーから台本を渡されたのが撮影前日の夜中12時。参りました。さらにそのマネージャー、タイで携帯ゲームをして、請求が何千万にもなったんですよ。なのに撮影が始まると日本に帰っちゃったんです」とマネージャーへ恨み節を次々と吐き出し、会場は爆笑に包まれました。

最後にレオン監督が「これからも日本と香港の合作を手がけていきたい」と話し、今作についても「上映している間にまた見に来てください」とアピール。終始、和やかで現場の楽しさがうかがえるような舞台挨拶となりました。