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レポート2017.04.21「沖縄が一体となって盛り上げてくれる」オープニングセレモニーで 開催9年目に全員が感謝

4月21日(金)、那覇市の波の上うみそら公園にて、「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」の開幕を告げるオープニングセレモニーが行われました。会場には日本だけでなく世界各国から、映画出演者、関係者、芸人など多数の人々が出席し、盛大な幕開けとなりました。

今年の司会を務めるのはタキシード姿が凛々しい木村祐一と可憐なドレスに身をまとった木佐彩子さん。厳かな雰囲気が漂うなか、木村は、「映画祭の中身は笑いが満載なんですけどオープニングセレモニーは少々固くなってしまいます」と緊張気味の様子でしたが、挨拶のため壇上に上がる沖縄国際映画祭実行委員長の大﨑洋に「いまコケようとしてたでしょ」といじったり、「昨年はこの場で西川きよし師匠が三点倒立したんですが、昨日のウェルカムパーティーで張り切って披露したら腰を痛めてしまって今日はできません」と観客を沸かします。

実行委員長を務める大﨑は、開口一番に「はいさいぐすーよーちゅーがなびら大﨑洋やいびーん(みなさんこんにちは。お元気ですか。大﨑洋です)」と、うちなーぐち(沖縄の言葉)で挨拶。「沖縄国際映画祭も今年で9年目。9年というと小学生1年生は中学3年生になる長い期間です。毎年沖縄が一体となって映画祭を盛り上げてくれていることに感謝します」と述べました。

その後、沖縄国際映画祭実行委員会 名誉会長の翁長雄志沖縄県知事から「今年からは離島を含めた沖縄県全域での開催となり盛り上がりの機運が高まっている。新たな沖縄の魅力が日本全国、そして世界へと広がっていくことを期待します」とのメッセージが伝えられ、会場からは大きな拍手が送られました。

その後、ミス沖縄2017の3名と、 “自称4人目のミス沖縄”、沖縄観光PRキャラクターの花笠マハエちゃんに、4月からPR大使に就任したマハ朗くんをはじめ、沖縄県内各地から集結した41市町村の地域応援団、県内の大学から成る学生応援団らも、琉装やそろいのハッピ、Tシャツ姿で登壇。沖縄からそれぞれの地域団体をPRしました。

また、セレモニー終盤には本映画祭で上映される全ての作品ラインナップが、監督、出演者とともに一挙紹介されると、観客からは「これ面白そう」「沖縄が舞台の映画とは知らなかったので観に行きたい」という声があがりました。

「4月23日の日曜日に那覇市の国際通りで開催されるレッドカーペットをはじめ、映画だけでなく県内各地でイベントが開催されます。とにかく盛りだくさんの内容で皆様をお待ちしております」と司会の木村が締めくくり、明日からの2日間に期待を膨らませるなかでオープニングセレモニーは幕を閉じました。